看護師の転職の相談先の選び方。辞めると決める前に使っていい窓口
「相談=転職の約束」ではありません。外の目で自分の現在地を知るための使い方です。
公開日:2026-09-30/更新日:2026-10-16
この記事の結論(カルテ)
- 対象読者:働き方を変えたいが、誰に何を相談すればいいか分からない看護師
- 結論:相談先は「職場の中」「公的な窓口」「転職の相談サービス」の3つ。聞きたいことで選ぶ
- 相談サービスは:転職すると決めていなくても使える。条件を先に紙に書いてから話す
- 注意:担当者のペースで決めない。合わなければ担当を変えてもらう
問診室:相談したら、転職させられる?
転職サイトに登録したら、しつこく電話が来て、転職させられそうで怖いんです。
その心配はよく聞く。でも、相談することと、転職すると決めることは別なんだ。
相談だけでもいいんですか?
いい。むしろ、辞める前に外の話を聞いておくほうが安全だよ。自分の経験が外でどう見られるかを知るだけで、「ここしかない」っていう思い込みがほどけるから。
相談先は3つある
1. 職場の中(上司・同僚・先輩)
勤務の組み方や部署の相談ができます。職場を変えずに解決できることは、ここがいちばん早い窓口です。
ただし、転職の相談は職場の人にはしにくいもの。外の情報も持っていません。
2. 公的な窓口
各都道府県のナースセンター(看護協会が運営)では、無料で求人の紹介や復職の相談ができます。ハローワークにも看護師の求人があります。営業の電話が来ないので、落ち着いて相談したい人に向いています。
3. 看護師専門の転職の相談サービス
民間の会社が運営していて、担当者が希望を聞いて求人を探し、条件の交渉まで手伝ってくれます。利用は無料です(看護師を採用した職場から、紹介の手数料が支払われる仕組みです)。
求人票に出ていない情報(職場の雰囲気、辞めていく人の多さ、残業の実態)を聞けることがあるのが強みです。
サービスの具体例:レバウェル看護
看護師向けの転職相談サービスを一つ具体的に知りたい人へ。公式情報をもとに、情報収集の段階での使い方と、登録後の連絡についてまとめました。
どれを使うか
- 今の職場のまま変えたい → 職場の中
- 営業の電話なしで、落ち着いて探したい → ナースセンター・ハローワーク
- 求人票に出ない情報や、条件の交渉まで頼みたい → 転職の相談サービス
一つに絞る必要はありません。公的な窓口と相談サービスを両方使う人もいます。
相談サービスを上手に使うコツ
1. 話す前に、条件を紙に書く
「日勤のみ」「夜勤は月〇回まで」「通勤〇分以内」「年収〇万円以上」など、譲れない条件と、譲れる条件を分けて書いておきます。書いておかないと、担当者が勧める求人に流されやすくなります。
2. 「すぐには辞めない」と最初に言う
転職の時期がまだ決まっていないなら、最初にそう伝えてください。情報だけほしい段階だと分かれば、ペースを合わせてくれます。
3. 連絡の方法と時間を指定する
電話が苦手なら、LINEやメールでの連絡を希望できるサービスもあります。夜勤明けの時間に電話が来ると困る、ということも遠慮なく伝えてください。
4. 合わなければ、担当を変えてもらう
担当者との相性はあるよ。こっちの話を聞かずに求人を押してくる人なら、担当を変えてもらっていい。サービスごと変えてもいい。
地方で働く人へ
僕は地方で働いてるけど、地方は看護師の求人がそもそも多くない。だからこそ、辞めてから探すんじゃなくて、辞める前に「今どんな求人があるか」を知っておくことが大事だと思ってる。
全国に対応している相談サービスや、地元のナースセンターは、地方で働く人にとって情報を集める入口になります。
最後の選択肢について
体や心が限界で、職場に自分から退職を言い出せない状態なら、相談より先に安全に離れることを考えてください。第三者に退職を伝えてもらう方法もあります。
本日の処方箋
相談は、転職の約束ではありません。自分の現在地を外の目で確かめる手段です。条件を紙に書いてから、一か所だけ話を聞いてみてください。
よくある質問
看護師の転職の相談サービスは本当に無料ですか?
利用する看護師は無料です。看護師を採用した職場が、紹介の手数料を支払う仕組みになっています。
転職する気がなくても相談していいですか?
いいです。最初に「すぐには辞めない」と伝えれば、情報収集の段階として相談にのってもらえます。
電話が苦手です。ほかの連絡方法はありますか?
LINEやメールでの連絡に対応しているサービスもあります。登録するときや最初の連絡で、希望する連絡方法を伝えてください。
言葉にしにくい気持ちは、歌にしています
NURSE SOUNDTRACKは、白髪ナースのひかる・男性看護師のニコ・医師のツグ先生の3人が、現場の気持ちを歌にしている縦動画シリーズです。「やめる以外の働き方も選べる」を、歌で届けています。映像と音声はAIで制作していますが、内容は看護師の経験をもとに作っています。